Categories
占いのこと

なぜ未来予知をしないの?

こんにちは!占い師の光子です。


私の占いは、未来を予め知るための占いではなく、
幸せを手にするためには、具体的に何が必要か
を見つけるための占いです。


とトップページをはじめ、複数のページで書いていますが、
今回は、なぜ私が未来予知をしないのかについて書きます。



まず私の鑑定で、未来のことについて全く触れないのかというと、そんなことはありません。

タロットで、
「このまま行くと少し先の未来にどうなるか」や、
「このまま進んだ場合の最終的な未来」
について見るカードがありますし、
四柱推命でも未来に起こることの傾向について話しています。


とはいえ、未来どうなるかについてはあまり重視していません。
なぜなら、未来は変わるからです。
未来を変えるために占いがあるとも言えます。



例えば、とても素敵な未来予言をされたとしましょう。
「あなたは億万長者になっている」とか
「俳優として成功してハリウッドスターになる」
「彼と将来結婚する」などもありますね。

今、俳優として成功したくて頑張っている人が、
確実に良い未来が来るとわかったら、今続けている努力を続けられるでしょうか。


もちろん予言を信じてますます稽古に励む人もいるでしょう。

けれども中には、
「未来は確定しているのだから、がんばったって、遊んですごしたって同じだな」
と思う人もいるでしょう。

恋愛の場合も、どんな風に過ごしても3か月後に彼から告白されるとわかってしまったら、今続けていることをそのまま続けられますか?

良い未来がくるとわかって、気を抜いたら…


あらかじめわかる未来は、今のまま頑張っていた場合に来る未来です。
今やっている努力をそのまま続けることがカギになります。
努力を怠り始めた途端に、未来のルートは変わってしまい、結局ハリウッドどころか国内でも芽が出ないかもしれません。


このように、例え良い未来だとしても、未来を知ることがよいこととは限りません。
どうなるかわからないからこそ、より良くしていこう、よりよく生きようと、人は頑張るのではないでしょうか。



逆の例として、占い師に悪い未来を予言されたとしましょう。

「気にしない!」
と思っても、心のどこかにひっかかったり、
すっかり忘れていても、潜在意識には
「自分の未来はこうなる」
と刷り込まれてしまいます。

すると、無意識のうちに自ら予言された未来に合わせてしまう、ということが起きます。

実は、これが占いが当たる仕組みでもあります。

当たったのではなく、相談者さんが無意識に自ら合わせにいくから、当たったように思うのです。


これでは、自分で主体的に未来を作っていることにはなりませんし、なによりも望んでいない未来を手にしています。

誰も幸せになっていませんね。



ここまで書いたことの他にも、
「未来を知っているだけでは何もできない」
というのも、未来予知をしない理由でもあります。


これは私自身の経験談ですが、
私は10代の頃から、よく予知夢を見ます。

ストーリーのある象徴的な話の場合もありますし、
見るもの・聞くもの・状況・匂いなど、何もかも未来の一場面からトレースしたデジャブのような夢もあります。


普通の夢と違うところは、あまりにもリアルで、とても心に残ることです。

デジャブの方は、普通の夢との区別がつかず、実際にそれが起きて、
「あ、これ見てた」
となることもあります。



例えば、10年以上前に、新型インフルエンザが流行りましたね。

その半年ほど前、私は豚インフルエンザが流行する夢を見ました。
世間は、鶏インフルエンザが怖いと大騒ぎしていたのに、こともあろうか可愛いブタさんです!!

あまりにもバカバカしくて、目が覚めてすぐに、
「豚インフルが流行る夢を見た」
と母に話しました。
もちろん笑い話としてです。


別の時に、ある友人が自死を選ぶという夢を見ました。
友人の死後、その友人について会話をしながら歩いている夢でした。

非常に夢見が悪く、ものすごく心に残る夢であったものの、
「あんなに明るく楽しそうにしてるのに絶対ない」
と見たものを切り捨てました。


ところが豚インフルエンザは約半年後、友人の話は約3年後に現実になります。



次の新型インフルエンザは、
「鶏から人への感染するインフルエンザだろう」
と鶏インフルエンザが恐れられていたのに、
新型は豚からの感染でした。

夢のことなどすっかり忘れていたのですが、
「豚インフルの夢見たって言ってたよね」
と母に言われ、凍り付きました。


友人の夢はデジャヴ系の夢で、夢の中と全く同じ光景に差し掛かった時に気づきます。
見ているもの、話している内容、何もかも夢と同じでした。




疫病は個人の力ではどうすることもできないとしても、友人のことは変える方法があるなら変えたかったと、今でも思います。

けれど未来を変える方法を知らなかったので、何もできませんでした。

未来を知るだけでは、足りないのです。




あらかじめ敷かれたレールの上を歩くように、
人生を歩いていくのならば、未来を知ることに価値があるかもしれません。

でももしあなたが、決められた人生ではなく、
自分の人生を歩いていきたいのなら、
未来を知ることに、大きな価値があるでしょうか。


こういう経緯で、私は未来予言をしないと決めています。



未来がどうなるかは、自分で決めればよいのです。
そして必ず実現すると、自分を信じることが力になります。

求める未来にたどり着く方法がわからない時は、
占いが何をしたらよいかを見つける、手助けをしてくれます。
一緒にどうしたらいいかを見つけましょう(^^)




あなたの毎日が
今以上に素敵なものとなりますように。

光子でした。

鑑定のご案内はこちら

講座のご案内はこちら

カテゴリー別もくじはこちら