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四柱推命

相性〇〇%!より大切なのは

こんにちは!占い師の光子です。
 

占いというと、好きな人との相性を知るために鑑定を受ける、というイメージはありませんか?

タロットでも四柱推命でも、誰かとの相性を見ることはできますが、「相性〇〇%」や「相性大吉!」と表面的な相性を知るよりも、もっと大切なことがあります。

それは、自分がどんな人間で、相手がどんな人間なのかを知ることです。

自分と相手との、考え方・感じ方・大切にしたいことといった違いを知ると、どんな人とでも良好な関係を築くことができます。

逆に、どんなに占いの相性が良くても、相手と自分との違いがわかっていなければ、たびたびケンカになることもありえます。


四柱推命の勉強を初めたばかりの頃、試しに私の父と母の相性を、四柱推命を使って3通りの方法で見てみました。
前提として、父と母はかなり頻繁にケンカする二人でした。

仲がよいときは、子どもである私のことが、目に入らないみたいに仲がよく、二人だけで盛り上がっていますが、小競り合いから大ゲンカまで、日常茶飯事でした。
年に何回かはお皿も割れるし、短時間の家出もありました。

その1「十二支を照らし合わせて吉凶判定」

最初に二人の命式の十二支を照らし合わせる、古来から方法で見ました。
年・月・日・時間の4つの十二支を、それぞれ照らし合わせて『大吉・中吉・よくない』と吉凶判定をします。

この方法は協調性、魂レベルでの縁の深さや、男女としての相性のよさがわかる方法とされています。


両親は4つの項目のうち、3つが大吉でした。
これほどピッタリの相性になる確率は、 1000組のカップルがいたら、たった2組です。
要するにほとんどの最高の相性です。

これを結果を見て、正直とても困惑しました。
あんなにしょっちゅうケンカしていた両親より、はるかに幸せそうなカップルが、世の中にはたくさんいます。
「四柱推命は当たらないのでは?」と思ったほどです。

その2「自分を象徴する星とすぐ下の十二支から、恋愛傾向を見る方法」

次に、それぞれの恋愛傾向を見る方法で見てみました。

父は『相手に対する注文や要求が多く、相手に自分の理想通りの役割を、担ってほしいと望むタイプ』。

母は『自分も相手も平等でありたいと望み、友達同士のような、楽しみながらもサバサバした恋愛を望むタイプ』でした。

「なるほど、お互いに恋愛に望むものが違うったから、ぶつかっていたのかもしれない」と、半ば納得しました。
お互いに求めるものが違えば、食い違いが生まれるのも当然です。

その3「命式の五行バランスを照らし合わせる方法」

最後に、それぞれの命式の五行バランスを比較する方法で見ました。

二人の自分を象徴する星は、戊(大きな山)と庚(鉄鉱石や刀)と異なりますが、五行バランスに置き換えると、パワーバランスの配置はとても似ています。

そんな二人の相性は…

『お互いに、現実に価値観を置くリアリストで、持っている性質も同じなので、うまくいく時には、最高のパートナーとなります。
ただし、お互いに正面からぶつかっていくので、大喧嘩になることもあるでしょう。
お互いに相手に対して、こうあってほしいという、思惑を持ちすぎないことが、円満のコツです。』

…まさにこのままです!!

お互いが最高のパートナーの時は子どもに見向きもせず、ぶつかる時は派手にぶつかる。
私が見てきた両親の姿そのままで、正直驚きました。



ここまでの両親の相性判定をやってみて、
『相性 〇〇パーセント!!』
『相性 大吉です』というようなお伝えの仕方はしない
と決めました。

例え相性が大吉でも凶でも、お互いを知ることが大切だと思い知ったからです。


もしもパートナーシップおいて相手が望む形を知っていれば…
もしも衝突する時には派手にぶつかると知っていれば…
もしも相手に「こうあってほしい」という思惑を、持ちすぎないように気をつけていれば…
私の両親もたくさんのケンカを回避して、歩み寄る努力ができたのでは?と思うのです。

ケンカは愛を深める手段だったかもしれませんが、自分の経験から言っても、ケンカをしているその瞬間は、決して幸せな気分ではないですよね。
ケンカは少ないに越したことはありません。

そんな二人こと私の両親に
「あなたたちの相性は大大大吉です!ものすごく相性がいいです!!」
と言っても、ナンセンスだと思いませんか?

そもそも大吉だと知ったところで、何の益にもなりません。


こういうわけで私の相性鑑定では、
お二人それぞれがどんな性格で、どんなことを大切にしているのか。
何に気を付けたらお互いに心地よく過ごせるのか。
お二人が一緒にいると、お互いにどのような影響を与え合うのか。

このような内容をお伝えしています。


パートナーとうまくいかないのも、魂レベルではひとつの学びかもしれませんが、うまくやっていく学びのために「うまくいかない」を経験するのではないでしょうか。

お互いに心地よくいられるヒントを、四柱推命の知恵からお伝えさせていただいています。



あなたの毎日が、
今以上に素敵なものとなりますように。

光子でした。

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