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四柱推命 私の思う、世界の仕組み

運ってどんなもの? ~四柱推命編~

こんにちは!占い師の光子です。


突然ですが、あなたは「運」とはどのようなものだと思いますか?
生まれた時から決まっている、良い時期と悪い時期があるものでしょうか?
それとも、自分で作るもの?

また占いというと「来年は開運期です」とか「〇年後まで運が悪いので、大きな決断はやめましょう」という話をするイメージはありませんか?
未来の予言をするもの、というイメージもあるかもしれませんね。


私は鑑定中に、運勢を知りたいという相談者さんには「運は決まったものではありません」「運も未来も、ご自身で作れますよ」とお話ししています。
四柱推命とタロットを、占術として私は使っていますが、どちらの占いでも「運は決められたもの」と捉えていません。



四柱推命は、誕生日と生まれた時間から、性格や運気の流れ、人生のターニングポイントなどを読み解く占いです。
読み解く中で「物事がスムーズにうまくいきそうな時期」と「なかなか苦労しそうな時期」というのは確かにあります。
一見、運が良い時期と悪い時期に思えますね。

スムーズにうまくいきそうな時期は、「何もせずとも、例えば家で寝ているだけでも、大金が手に入ったり結婚する」ように思えますが、そうはなりません。
なかなか苦労しそうな時期も同様で、「何から何までうまくいかない不幸な時期」ではありません。


スムーズにうまくいきそうな時期は
『性格の欠点が抑えられることで、ものごとの結果が出やすい時期』で、

「苦労しそうな時期」は
『性格の欠点が表に出やすく、何かを成し遂げるのに努力を要する時期』です。



ここでひとまず、スムーズな時期を【開運期】、苦労しそうな時期を【衰運期】と、一般的な呼び方で呼びましょう。

【開運期】は巡ってくる星の都合で、自分自身の五行バランスや星の配置が、理想的なバランスになる時期です。
性格の偏りが抑えられて欠点が出にくくなり、大きな抵抗なくスムーズにものごとがうまくいく傾向があります。

【衰運期】は五行バランスや星の配置が偏るため、性格の偏りが強調されて、欠点が出やすい時期です。
通常、努力を強いられる時期と言われています。人間関係や事業の清算を、強いられるかもしれません。

では大きな成功を手に入れられる可能性があるのは、どちらでしょう?










答え【衰運期】

なんと!【衰運期】の方が大きな成功を手にする可能性があります!

【開運期】は「おかしなことをせず、流れに乗っていれば間違いない」という、良くも悪くも安定した時期です。

【衰運期】はそれまで続けていたことの清算が求められるかもしれませんが、清算したことで、結果的に新しい何かが入ってくることもあります。
安定はしていませんが、波に乗れれば大きく運が開けることもあります。


ということは、便宜的に【衰運期】という言葉を使いましたが、実際には【衰運期】は存在しません。
衰運ではなく、苦労しながらも自らの人間性を育て、人生を切り拓く『熟成期』なのです。

特に、元々命式の五行バランスに偏りがある人が、偏りが更に強まる『熟成期』に、大成功を収める例が多々あります。
全ての時期が学びの時期であり『開運する時期』にすることができます。



開運期・熟成期とは別に、人生の「決算期」に当たる時期を、四柱推命で見ることもできます。
決算が黒字の場合も、赤字の場合もあるように、その時期に良いことがあるか、悪いことがあるかはわかりません。
それまでに積み重ねてきたことの結果、大きなチャンスをつかむ年かもしれません。積み重ねが足りず、実力が及ばない場合には少々きつい試練が訪れる年になります。

目標があるものの、結果が出ずにがんばっている方の場合、鑑定では「〇年後に決算期が来るので、遅くてもその年には結果が出るでしょうからがんばってください」と背中を押しています。
実際、それまでに何をして生きたかが反映される年ですので、決算期を目指して積み重ねることはとても大切です。

また決算期は、「それまでの生き方とは、違う生き方を余儀なくされる年」とも言えます。
私自身や、鑑定させていただいた方の事例を検証すると、結婚や転機になる出来事が起きた例が多く、「人生におけるイベントが起こりやすい年」のようです。



このように、運の良し悪しは、生まれながらに決まっているものではありません。
人生の流れの変化はありますが、何でもうまくいくと決められている時期も、悪いことばかりが起こる時期もありません。

今が人生のどんな時期あたっていて、何をしたら効果的なのかを知るのは、四柱推命の得意分野です。



あなたの毎日が、今以上に素敵なものとなりますように。
光子でした。