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タロットをどうやって読む?その1

こんにちは!占い師の光子です。


巷にはたくさんの占い師さんがいて、
「タロットを使っている」
とひとくちに言っても、それぞれにやり方があります。


日本で一般的なタロット占いのやり方は、

1枚ずつのキーワード的な意味を覚えて
相談者さんのお悩みに合わせて読む

という方法です。

例を挙げると、【司祭】のカードが出た時は、

仕事なら信頼関係
恋愛なら結婚や純愛、

のようにお悩みの内容や、相談者さんの話に合わせてカードを読みます。
(ここで書いた司祭の意味はテキトーですので、参考になさらずに)

司祭さんです。

日本のタロットの入門書の多くが、このスタイルで書かれています。

「仕事なら○○」「恋愛なら○○」とキーワードにあてはめるので、
タロットの知識が全くない人にも、本を見ながらなんとなく意味をつかむことができますね。

しかし本格的にやるとなると、
この方法は1枚につき複数の意味を覚える必要があるので、なかなか大変そうです。



私はというと、違うやり方をしています。


私のリーディングの方法は、

カードに描かれていることを覚えて、
相談者さんの状況を、カードを見たままにとらえる


という方法です。


カード1枚1枚のキーワード的な意味ではなく、
「このカードは何が描かれているか」を覚えます。

そして「何が描かれているか」というイメージを、
自分の中に立体的に持つ訓練をします。



「イメージを立体的に持つ」とはどういうことか?
例を挙げますね。

レストランでメニューを見て、ハンバーグの写真を見つけました。
「ハンバーグだ、美味しそう」と認識します。
この状態が、学び初めの段階です。
写真という、平面の、二次元のイメージです。


その後学びを深めると、調理された
熱々のハンバーグが目の前に現れるように、
立体の、三次元のイメージを持てるようになります。

三次元と言っても、食品サンプルではなく、
本物のハンバーグです。

温度、匂い、ジュージューという音、
ひとくち頬張ると美味しい。
このような五感や実感を伴ったイメージです。


平面から立体にイメージを変えるとは、
「頭でわかっている状態」から、
「体でわかっている。腑に落ちている」
という状態に理解を深める、とも言い換えられます。



ここで、立体的に、体でカードがわかるようになる方法を3つ紹介します。


1つ目は、カードに現れたことと実際の出来事を、
照らし合わせる作業を繰り返すこと
です。

カードを引き、現実と照らし合わせる作業すると、
「このカードの世界観って、こういうことか!!」
という驚きとひらめきに、何度も出会います。

その驚きとひらめきこそが、
「このカードはこういうカード」
という立体的なイメージを作っていきます。


2つ目は、感覚を手掛かりにする方法です。
カードを見て感じる、
「痛そう」「怖い」
「幸せそう」「穏やかなかんじ」
という感覚です。

すでに持っている
「このカードは○○というカード」
という知識を一度すべて忘れて、
どんな感じがするか、見た時の印象を改めて感じる作業です。


3つ目は、カードの中に入ってみることです。
カードの中の人物になりきって、
「何を感じるか」
と試します。
2つ目の応用とも言えますね。

この方法をやると、外側から見て感じることと、
カードの中にいる人が実際に感じていることは、
意外とズレがあることに気づきます。

例えば【星】のカード。

星です。

「真夜中に素っ裸で水を流すって、どんな感じ?」
と思っていましたが、実際にこの人になりきると、
ものすごい解放感で 、想像以上に心地よく感じました。

なりきって体験してみると
「星のカードは感情を出すカード」
という知識で知っていることより、
はるかに多い情報を得られます。

カードに没入した状態になる必要があるため、
カードの中に入る瞑想、とも言えるでしょう。



ここで紹介したような方法を通して、
カードの内容を立体的に体でわかるようになると、
リーディングで、カードをめくった瞬間に
「おー、こういう状況なのね」
と相談者さんの状況がつかめるようになります。


ここまできたらあとは、つかんだイメージをどのように言語化して、
どのように伝えるか、という作業です。




タロットをどうやって読む?その2 につづく


あなたの毎日が
今以上に素敵なものとなりますように。

光子でした。

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