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タロット

思い通りに動けない時は

こんにちは!占い師の光子です。


タロットの大アルカナに〈吊るされた男〉というカードがあります。

吊るされてます

『金田一少年の事件簿』でも出てくるので、タロットの中で最も有名な1枚と言ってもよいのではないでしょうか。
そして、〈死神〉〈悪魔〉〈塔〉と並ぶ、怖い感じがする出てきてほしくないカードでもあります。(本当はどれも怖くないですよ!)

このカードが出た時には、「吊るされている=身動きがとれない状態である」ということが大切です。
どうして身動きがとれないのかは、

・思考的に縛られているものがあるから
  例:毎日掃除をせねばならない。

・実際に身動きがとれない状況にあるから

このどちらかですが、経験上「実際に身動きがとれない状況にある」という意味で出ることが多いように感じます。

身動きがとれない、思い通りに動けない。
嫌ですね。
それでも人生においては実際にそういう時期は存在します。

人間関係や上司のやり方の問題で、自分の思い描く通りに仕事ができない。
子育てが大変で自分の好きに動けない。
病気やけがで物理的に身動きがとれない、など…

そしてこのカードは、動けない状況であるとともに、
「動けないからこそ、今やるべきことがある」
ことも教えてくれているように思います。


というのも、吊るされている人の頭に、後光が差していますね。
この後光の指している様を、
「動けないからこそ思考が冴えている」
そんな風に解釈することが出来ます。

実際に逆さ吊りにされると、初めはものすごく苦しいらしいのですが、ある時点を超えると心地よくなるそうです。ランナーズハイのようなものでしょう。

動けないからこそ思考が冴える、
動けないからこそ、やれることに気がつく、
そんなこともあります。

例えば、最近は少々出かけられようになってきたものの、私はかれこれ1年以上、好きに出かけたり行動できない、吊るされたような状態にありました。
当初はもどさから、どうしたら思い通りに動けるようになるか、工夫することや無理をすることばかり考えていました。
ところがうまくいきませんでした。

そこで考え方の方向転換をして、今できることをすることにした結果、英語で鑑定をする準備をしました。
主に時間を費やしたのは、Sinsō Card(しんそうかーど)の翻訳です。

「思いついたから、やりたいからやる。寝ながらできるし」
そんな理由でした。動けなくても、できることだったんですね。
そして動けないを受け入れて、力を注いで取り組んだ結果、終わってみたら Sinsō Cardの英語版を作った、ということが自分の売りになっていました。
さらにはSinsō Cardの理解も深まったので、日本語で鑑定する時にも、話せることの厚みが爆発的に増えました。

これまでの鑑定から、そして自分自身の経験から、
「思い通りに動けない時には、動けないなりにやるべきことがある」
そんなふうに思います。

今、思い通りに動けなくて苦しくても、見回せば、あなたがやるべき何かが、きっとありますよ(^^)


あなたの毎日が
今以上に素敵なものとなりますように。

光子でした。

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