ご先祖様のこと

こんにちは！占い師の光子です。


先日、私の周りで
「お墓参り行ってる？」
と思わずたずねてしまいそうになる話を聞きました。

でも言う前に
「こんな言い方したら、先祖の祟りって勘違いするかもしれない」
と思い、言うのをやめました。
誰かが怖い思いをするような、脅しになるようなことは、したくない、言いたくないのです。

口をつぐんだものの、本心では、ご先祖様を大切にすることは、いろんな意味で大切だと思っています。


ご先祖様って何でしょうね？どんな存在だと思いますか？
禍根を残して、子孫にトラブルをもたらすもの？お墓の管理が煩わしいもの？？

私はご先祖様のことを、
自分に体をくれた人たち、
血肉をもたらしてくれた人たち
こう思っています。


ご先祖様の中には、極悪人もいたかもしれませんし、人殺しも卑劣な人もいたかもしれません。
でもね、ご先祖様のうち、誰か一人でも欠けたら、今、自分はこの世に存在しないんです。

極悪人も卑劣な人も、自分にとっては血肉をもたらしてくれた人、そう思って、
「私に、子どもたちに、元気な体を授けてくださって、ありがとうございます」
と私は朝晩手を合わせています。

彼らの人間性のことは１ミリも考えません。
ただただ、体を分け与えてくれた、その１点においては間違いなく感謝できる存在として、手を合わせています。


そして、毒親とか、親ガチャという
「親がひどかった、今もひどい、親のせいで不幸」
というのがありますね。

ご本人は、きっと苦しい思いをしてきた、それか進行形で苦しい方もいらっしゃると思いますが、親のことも、究極的には１番自分に近いところにいるご先祖様だと思ったらいい、と私は思っています。

親の人間性や、やってきたことは一度無視して、
ただ体をくれたことに感謝する、ということです。


親のことをそう捉えなおすことで、一度自分の状態を立て直すのです。
親のせいで作られた可哀想な自分から離れて、
「体はある、あとはどう生きるかは自分」
と思って、物事の捉え方の再構築をするのです。

物事の捉え方、考え方は、潜在意識の状態にとても左右されます。
というのも、私たちの脳はすべての情報を受け取ることができないので、自分の潜在意識に合致するものだけを、瞬時に重要な情報として残すからです。

要するに、全員に同じことが起こっていても、それぞれが自分のフィルターを通して物事を見るので、個々人の意識に残る情報は千差万別なのです。

だから、このフィルターを生きやすい形に整え直すのです。


フィルターを整えると、残さない情報に振り分けられた記憶がよみがえることがあります。
例えば、こんなことが起きたりね！
（１年以上前のブログです、お恥ずかしい(^^;）

結果、過去が書き換わり、可哀そうな自分じゃなくなるのです。
でも「親のせいで不幸」と思っているうちは、その悪循環から出るのは難しいでしょう。

だからこの悪循環から抜け出るのに、
「親は１番近いご先祖様。ただ体をくれた人」
とクールに割り切ってしまうのが、とても助けになるのです。


いきなりはそうは思えないかもしれません。
だって今苦しい、それか、過去に苦しかったんだから。

けれど、もっとずっと前の、ご先祖様に
「体をくださってありがとうございます」
と手を合わせていると、そのうちに、
「親もご先祖様のひとりだな」
と思える日が来ると思います。

そしてそんな風に思えるようになるために、お墓参りに行くのは自分の救いにもなるのです。


次回は、私が朝晩ご先祖様に手を合わせ始めたきっかけ、そして起こった変化を書きますね。



あなたの毎日が
今以上に素敵なものとなりますように。

光子でした。



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