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私の話

共依存ってこんな感じでした その4

こんにちは!占い師の光子です。


共依存ってこんなかんじでした その3 の続きです。

その1はこちら



結婚前に双方の家族に「もう飲まない」と誓ったことも忘れたように、彼は再びアルコールに溺れます。


酔いつぶれて終電に乗れず、帰ってこない。
酔って揉め事を起こし、怪我をして帰ってくる。
酔って何かを無くしてくる。

こんなことが毎月何度もあるので、私はそのうちに彼が帰ってくるはずの終電の時間になると、必ず目を覚ますようになりました。
そして帰ってこないと、またどこか何かやらかしているのではと、ハラハラしました。

そのうちに私は、「安心した状態」というのがどんなだったか思い出せないくらい、毎日何かを怖がっているような、心理状態になっていきました。



そして厄介なのは、双方の家族に
「もう飲まない」
と誓ってしまったことです。

だから表向きは
「彼は飲んでいない」
というふうに振舞わなければならないんですね。
(今の私なら、隠さないで速攻双方に言いますよ)

父に心配させないように。
彼のご両親にも心配事を増やさないように。
子どもが生まれてからは、体裁を保つために…。


安心した状態を忘れてしまうくらいストレスを感じているのに、表向きは何の問題もない家庭のように彼をかばい、二人だけの時は彼を叱責する…
そんな望ましくない状況になっていきました。




無事に素面で最寄り駅まで帰ってきても、近所のバーに仲間がいると、一緒に飲み始めて帰ってこないこともありました。

バーで酔いつぶれて、朝4時に明け方の住宅街で叫びながら、店の人や仲間に送ってもらって帰ってきた時もあります。

そのうちに「送ってもらう忍びなさに比べたら…」 と、3時になっても帰ってこないと、バーに迎えに行くようになりました。

バーテンさんに
「もう飲ませないでください。あなたは飲ませた方が売り上げが上がっても、彼と私の人生はおかしくなります」
とはっきり言った時もあります。


そうやって、アルコールのことが本当に問題だと思ってもがいていたのは私だけで、本人は、
「こんなの普通だよ」
と自覚がありません。



悩んだ末に、私はアルコール依存症者の家族の会に、勇気を出して電話をかけます。

すると、
「会合があるからおいで。最初の何回かは無料でお試しでいいから、とにかく一度おいで」
と言ってもらい、1歳の娘と二人で出かけました。




私が参加した会は、当事者の依存症者の集会と、その家族の集会が、同じ時間に別の部屋で開催される、というスタイルでした。
(過去に依存症だった方も参加されています)

私が参加させてもらった部屋は、全員が依存症者の奥さんでした。

私は当時20代だったので、私以外の参加者さんは、20~50歳くらい上の人たちです。


全員が順番に自分の配偶者の、アルコールに関するエピソードを話しました。

壮絶な話ばかりで
「いやー大変そうだな」
と思いながら聞き、自分の番では
「私の話は本当、大したことないんですけど…」
と切り出して話しました。



会が終わり、さて帰ろうと準備をしていると、
一緒に話していたおばさま方が、私の周りに集まって、

「あなたの旦那さん、重症よ!!早く病院に連れて行って!!」
「○○に△△病院っていうアルコール専門の病院があるから」
「まだお子さんも小さいし、あなたも若いんだから、早く手を打った方がいいわよ!!」
と熱く説得されます。


みなさんの反応に少々面くらいましたが、
「がんばって!!今ならまだ間に合うから!!」
と励ましてもらいました。


そして、
「帰り道、車で送ってあげるわよ」
と声をかけてもらいました。
旦那さんたちも合流し、誰が送ろうかと相談してくださって、本当に優しくて温かい方々でした。


さっきまで、ものすごいことをやらかしたと聞いていた旦那さんたちは、
「楽しいおもしろおじさん」
という感じの方たちばかりで、
「 なんだか私の夫に似てるな 。どうしてこんな穏やかで楽しそうな人たちが、あんなことをしたんだろう?」
と感じていました。

ご夫婦が揃うとみなさんとても楽しそうで、
「さっきまでの話はなんだったの?」
と思うほどでした。


送ってくださった方に、私が感じたことをそのまま話すと、

「昔はいろいろあったのよ。
だから長女は今も精神的に不安定なのよね。
でも一日一日、
『今日も飲まないで過ごせた』という日を積み重ねていくしかないのよ。
それで、今の穏やかな関係があるの」

と話してくれました。




少し飲むのではだめ。
『今日も飲まないで過ごせた』という日を積み重ねていく。


並大抵な努力でできることではありませんよね。
努力されている当事者の方、そして見放さずに一緒にいるご家族は、本当にすごいと思います。



危機感を全く持っていなかった元夫も、流石に病院に行ったことで危機感を持ちました。
ところがお医者さんから、
「あなたはまだ依存症ではない。自分の努力でなんとかできる」
と言われたのです。

彼は、
「自分はまだ大丈夫。飲まないんじゃなく、飲む量を減らせばよい」
と解釈したようです。


でも、送ってくださった方の
『今日も飲まないで過ごせた』という日を積み重ねていくしかないのよ
という言葉通りで、飲む量を減らすというのは、うまくいきませんでした。

彼はそのうちにまた飲酒量が増え、1年後には元の木阿弥でした。


私も第二子が生まれるので思うように動けず、そのうちに彼の依存はますます進んでいったように思います。
もう私も、頑張る気力さえ失せていました。



共依存ってこんな感じでした その5 につづく



あなたの毎日が
今以上に素敵なものとなりますように。

光子でした。

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