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四柱推命

四柱推命でとっても大切な性別

こんにちは!占い師の光子です。


四柱推命で鑑定する時に、性別は必ず必要な情報です。
なぜなら「大運」と呼ぶ10年ごとの流れや、恋愛については、男女で見方が変わるからです。
《性別はグラデーション》とわかってきた現代では、どのように性別を考えたらいいでしょうか?

もくじ


そもそも男性・女性って何の違いを言っているの?

前回の記事『四柱推命で見る、恋愛・結婚・妊娠の時期』で、

“伝統的な四柱推命では
「女性の恋愛・結婚は、官星が巡ってきた時」
「男性の恋愛・結婚は、財星が巡ってきた時」”

と書きましたが、ここで言う女性・男性とは何でしょう?

四柱推命の三大原書が書かれたのは何百年も昔なので、生まれたときに性器を見て判別する性別のことを言っているのでしょう。
体の性と性自認が違うという考えが、全く一般的でなかった時代です。
そして同性愛のことについても考慮されていません。
(体の性が男と女の中間の人もいますしね)

現代に合わせて考えるには、ちょっと工夫が必要そうですね。

男性にとっての財星・女性にとっての官星

伝統的な四柱推命では
「女性の恋愛・結婚は、官星が巡ってきた時」
「男性の恋愛・結婚は、財星が巡ってきた時」
とされていますが、

ここで疑問に思うのは、財星と官星は、それぞれ何を表したものであるかということです。

男性の方からいくと、
財星は現実性の星であるとともに、お金や異性への興味を表しています。
自分を象徴する星(自星)から財星に対して、攻撃していくエネルギーを持っているので、果敢に挑戦して獲得していくものが財星と言えるでしょう。

ということは「男性にとって女性はお金と同様、成果物だ」と言えると思うのです。
トロフィーワイフという言葉のように、パートナーを得ることは、努力の結果と言えます。(うがった見方ですが)


女性でも、お金や異性への興味が強いのは、財星をたくさん持っている人ですが、恋愛・結婚の時期ということで言えば、女性の場合は最初に見るのは官星です。


官星は、自制心や、自分の欲求を抑え、求められた役割をまっとうする力を表しています。真面目さの星とも言えます。
官星は自星を攻撃するエネルギーを持っているので、自分を縛ったり、押さえつける、内的または外的な圧力が官星です。

ということは、女性にとってのパートナーは、自分を制約する、押さえつける存在、
すなわち女性が男性に従うもの、というのが見え隠れしているように思うのです。


男性にとってのトロフィーワイフ。
女性にとっての押さえつける存在。
この考えって、今どき、古いと思いませんか?


男女の役割すら対等なパートナーシップが増えているのに、占いの世界だけ古いままというわけにもいかないと思うのです。

Kerstin RiemerによるPixabayからの画像 

師匠はなんて言ってるの?

四柱推命の師匠からは、
「同性愛者の場合は、その人がパートナーに何を求めているのかを見極めて、判断しなさい」という教えを受けています。
これは異性愛者に対しても同じで、その人がパートナーに求めているものが何か、によって変わるとのことです。


”たくましい女性を求める男性”
”男性にかわいらしさや癒しを求める女性”

こういう方も現代にはいますよね。
そう考えると、前回の記事で書いたとおり恋愛・結婚の時期が、古典とは必ずしも一致しないというのは、当然のように思えるのです。

三大原書が書かれた時とは、恋愛や結婚の形が変化しているのですから。
自分を象徴する星が、過ごしやすい五行バランスになった時にする結婚は、もしかしたら対等なパートナーとしての結婚なのかもしれません。
(当人同士の心の内はわからないので、なんとも言えませんが)

LGBTQの人はどうしたらいい?

そして最初に書いた、何をもって男性・女性と判断するのか、というのも課題です。
体の性・性自認・恋愛対象…
何をもって判断したらいいでしょう。

正直この問題については、検証できていないので、
LGBTQの方がいらした時は(特にTとQ)、
大運からその方がどちらの性で生きてきたのか検証して、それから助言させていただかなくてはならないと考えています。

LGBの方の恋愛の時期についても、しっかりと考察が必要ですね。
(LGBTQの方を四柱推命でどう見るか、これずっと研究したいテーマです。研究させてくださる方、いないかなぁ)



こういうわけで、古典に忠実に判断してアドバイスをするだけでは、足りない時代になっています。
伝統的な四柱推命は大切に。でも実際のできごとの検証も大切にしています。



あなたの毎日が、
今以上に素敵なものとなりますように。

光子でした。

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