こんにちは。占い師の光子です。
タロットなどメッセージを表すカードは、ごちゃまぜに混ぜた中から偶然引かれた１枚にすぎません。しかし不思議なことに、状況が変わらなければ、どれだけ時間が経って引き直しても、何度でも同じポジションに同じカードが出るのです。
そんな不思議なタロットのメッセージ、いったいどこから来るのでしょう？
その１はこちら
タロットの勉強を始める半年前、私は恋愛でモヤモヤすることがありました。しかしモヤっとした感情に蓋をして、何も感じていないことにしたのです。
自分の感情を押し殺し、完全に無視して日々を過ごす私に、ある日不思議なことが起きました。
瀬織津姫さまに向かってお祈りしていた時に、突然「水に流せばいいのよ～♪」と声が聞こえます。（瀬織津姫さまはいつも語尾に♡や♪がついたような話し方です。※この記事の最後に補足があります）
私は「水に流すったって…流すものなんてない。別に怒ってないし」と思い、お言葉にどういう意味があるのかを、深く考えませんでした。「水の神様だから水に流すなのかな、瀬織津姫さまの得意分野だもんね」なんてことを考えていました。
お言葉の正しい受け取り方も、活用の仕方もわからない私は、その後も感情を押し殺し続けて、意図的に相手と距離を取るという方法を選択しました。距離を取ることが本心から望んでいたことではなかったにもかかわらず…。
半年後、タロットの勉強を始めます 。自ら距離をとったものの、未練がある彼とのことについてタロットを引いてみました。まだ大アルカナ２２枚を習ったばかりの初歩の初歩で、１枚引き（という名の２枚引き）をしました。
出てきたカードは〈星〉と〈世界〉でした。
星のカードは見ての通り、夜中に素っ裸で、水を水に流すカードです。両手でじゃぶじゃぶ流しています。タロットの世界で、水は感情を象徴するものなので、このカードは、「感情を出す、感情を出し切る・手放す」といった意味があります。
ということは、私の恋愛へのメッセージは「感情を出しなさい。水に流しなさい」と読めます。
カードの意味を習っていた時には、星のカードの意味と、瀬織津姫さまのお言葉が似ていることには全く気づきませんでした。
しかし恋愛に対する初めての１枚引きをして、星のカードの絵を見た途端に、半年前のできごとを思い出しました。
「瀬織津姫さまのお言葉と同じだ…」と私は衝撃を受けました。
と同時に、この半年間私は一歩も進むことなく、ずっと同じところにいたのだと思い知ります。
半年も経っているのに、私への恋愛のアドバイスは「水に流しなさい。感情を出しなさい」と変わらないままだったのですから。
もしかしたら瀬織津姫さまのお言葉と一致したのはただの偶然で、そこに神秘性などないのかもしれません。
しかしただの偶然だとしても、私の恋愛に対するアドバイスは、半年間変わらず「水に流しなさい」のままだったのです。
初めに書いたように、状況が変わらなければ、どれだけ時間が経って引き直しても、何度でも同じカードが出るのがタロットです。
そして神様からのアドバイスが、タロットのアドバイスと同じであったことは、無視するのはもったいないくらい重要なことでないかと思います。
タロットのメッセージが神様のお告げである可能性も、否定できません。
でもそうなると、昨日の「教えてくれるのも高次の自分だし、カードに写っているのも自分の心」という師匠方の教えと矛盾しますね。カードに現れるのは、神様のお告げという解釈ができます。
本当のところはどうなんでしょう…？
次回は「タロットのメッセージはどこから？」の疑問に対する、現段階での私の考えを書きます。
あなたの毎日が、今以上に素敵なものとなりますように。
光子でした。
補足
文中で、「瀬織津姫さまはいつもこんな話し方」「瀬織津姫さまのお言葉」と書きましたが、正しくは「瀬織津姫さまと思われる方の話し方」です。
なぜなら、話しかけてくださる存在が自ら名乗られることがないからです。「我は〇〇じゃ」とおっしゃったことは一度もありません。
なぜ瀬織津姫さまを始め、特定の神様だとわかるのかと言うと、その方に対して神社や神棚の前でお祈りをしている時にだけ、話しかけられるからです。
（最近少し変わってきましたが、原則はお祈りの最中だけです）
瀬織津姫さまの場合は、瀬織津姫さまだけをお祀りしている場所限定で、声をお聞かせくださいました。
瀬織津姫さまは「○○すればいいのよー♡」とか、いつもそんな感じです。
それぞれの神様に、それぞれの声としゃべり方があります。