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タロットのメッセージはどこから?その1

こんにちは。占い師の光子です。

タロットなどメッセージを表すカードは、ごちゃまぜに混ぜた中から偶然引かれた1枚にすぎません。しかし不思議なことに、状況が変わらなければ、どれだけ時間が経って引き直しても、何度でも同じポジションに同じカードが出るのです。
そんな不思議なタロットのメッセージ、いったいどこから来るのでしょう?


私がどのように考えているかの前に、どう習ったのかを書きますね。
私が使っているウェイト版タロットの原案者アーサー・エドワード・ウェイトさんは、黄金の夜明け団という秘密結社に所属していました。黄金の夜明け団は『カバラ』という、ユダヤ教の教えに基づいた神秘思想主義を重視していました。
カバラに由来する『生命の樹(セフィロトの樹)』のモチーフが、タロット78枚の中に何度か登場します。その生命の樹が、タロットが見せてくれるメッセージがどこからのものなのかを、教えてくれているそうです。

左が〈生命の樹〉。今回の説明に必要な部分にだけ、名前を書いた。右はペンタクルの10のカード。金貨のようなペンタクルが、生命の樹の〇と同じに並んでいる。

私たち人間は、〈マルクト〉という「現実の世界」と、〈イエソド〉という「つい意識しないで行動してしまう世界」の中でしか生きられないそうです。意識しないで行動してしまう世界とは、無意識にしてしまうことや、思い込みのことのようです。潜在意識に操られているとも言えるでしょう。


例えば、
友人が急によそよそしくなって、いつもの仲間内で自分だけを誘ってくれなくなった。嫌われてしまったのかな…もうすぐ誕生日なのに寂しいな…としょんぼりしていると、自分の誕生日を祝うためのサプライズパーティーを開いてくれた。よそよそしいのも、誘ってくれないのも、パーティーの準備のためだった、ということがあるとします。

この場合、目にしている現実は「友人がよそよそしくなった・自分だけを誘ってくれなくなった」です。
思い込みは「誘ってくれなくなったなんて、嫌われてしまった」ですね。
でも真実は友人は自分のためにがんばってくれていたのです。

要するに、目にしている現実と思い込みから作られた考えが、真実と違うことに気がつかないということです。
目の前の現実と、刷り込まれた無意識や習慣・思い込みから逃れられないのです。
潜在意識や思い込みで「誘ってくれなくなるのは、嫌われた証拠」と思っていなかったら、しょんぼりしないですんだかもしれません。「そんなこともあるよね」で気楽に過ごしていたかもしれません。


このように〈マルクト〉と〈イエソド〉を行ったり来たりしている状態を、更に上の世界〈ティファレト〉の視点から見ると、目の前の現実と思い込みの、外側にあることまで見えます。
高い場所から俯瞰しているので、友人たちが自分のためにパーティーの準備をしてくれているのが〈ティファレト〉からなら見えますね。

そして〈ティファレト〉から見た状態が、カードに現れるそうなのです。〈ティファレト〉にいる、「高次の自己」が教えてくれるのだそうです。
ここまでは師匠からの教えです。


師匠の師匠は、他にこのように教えてくれました。
「タロットはめくるまで白紙で、白紙のカードをめくると、そこに自分の心が写るようにできている。だからどのカードを引いても、現れるものは同じ」


師匠が教えてくれた生命の樹の説明では、〈ティファレト〉にいる高次の自己が教えてくれます。高次だとしても、教えてくれるのは自分です。
師匠の師匠が教えてくれた、白紙のカードに心が写るのだとしても、写っているのは自分の心です。

教えてくれるのも、写っているのも、どちらも自分のようですね。
どうやら「神様からのお告げ」のような、全く自分の外側にいる存在からの働きかけではないみたい、ということはなんとなくわかります。(高次の自己ってなんでしょうね…?)

次回は、私の不思議体験と共に、タロットのメッセージの考察を書きます。


あなたの毎日が、今以上に素敵なものとなりますように。
光子でした。

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