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タロット

コントロールしたい

こんにちは!占い師の光子です。


“コントロールしたい”
なんて書くと、マインドコントロールか何か、とっても怖そうなイメージですが、なんのことはない
「〇〇であってほしい」
「〇〇が理想」
という思いのために、誰かが自分が思い描くように動くことを望むことです。

誰でも当たり前に持っていますよね。
でもタロットでは、このコントロールを手放すことの必要性を教えてくれるカードがあります。

それは〈太陽 THE SUN〉です。

太陽です。すっぽんぽんちゃん。

この子どもは馬に乗っていますね。
でも手綱はありません。要するに馬の進む方向をコントロールすることはできないのです。

でも周りを見回せば、お日さまがサンサンと輝いていて、塀に守られた安全な世界にいて、ひまわりも咲いています。

馬の進む方向はコントロールできない。
けれども十分に幸せな世界にいる。

思い通りにならなくても、目の前のできごとを楽しもう!

というのがこのカードの世界観です。



タロットの勉強をして精神的にとても成熟した、と感じるのですが、この太陽の
「思い通りにならないことを受け入れる」
という世界観を学んだことは、とても大きかったように思います。

「思い通りにならなくてもいいやー」と目の前のことを楽しむ。
このカードに描かれた様を、そのまま生活に取り入れた結果、怒ることやコントロールしようとすることが激減しました。

その結果 “適当すぎる子育て” になりましたが、
子どもたちからは
「うちのママは優しい」と言われるようになりました。


それでも、無意識にコントロールしようとしてしまう時があります。


我が家のスーパー自由人4歳は、
数カ月前にサッカーを習い始めました。

「サッカーを習いたい!」
と本人の希望で始めて、そして今日が初めての練習試合でした。


まず前提として自由人くんは、
・話は聞いている
・どうしたらいいかはわかっている
・でもやらない!!
というのが基本スタンスです。

だから本番には強いというか、練習はすこぶる嫌いなんですね。保育園の体操の時間も、
・列に並ばない
・やらないで勝手にどこかに行く
こんな感じです。
先生が普段の彼の様子を動画で見せてくれた時には、深いため息が出ました。

そして私はサッカーを見るのがとても好きです。
オリンピックもサッカーは見ました。
だから息子が
「サッカーをやりたい!」
と言った時、
「わーい!応援に行ける♪」
と嬉しくなりました。

そんなこんなで迎えた練習試合。
私は内心ノリノリでした。

「息子がフィールドを走るのを見れる!!」
とわくわくしながら行きました。


ところが自由人くんがフィールドでやっていたのは…

・踊る
・審判に何度も話しかける
・しゃがみ込んでゴール前で待つ
・ママを見る
・たまにボール蹴る

今日の息子のハイライト
・スローインを胸でトラップする
(なぜかこれだけは上手かった)


ボールを追いかけて走るどころか、彼がボールを見ていた合計時間はおそらく3分にも満たないでしょう(T_T)
(15分×3試合、合計45分のうちの3分です)

本当にがっかり…お姉ちゃんも帰りたいというので
「もう帰ろうか?」
と聞くと、
「おれは試合に出なきゃいけないんだ!!」
とものすごい使命感を見せてくれました。


家に帰ってからの私は、最近の柄になく何にでもイライラしました。
・おもちゃを散らかしていることにイライラ
・みかんの皮を捨てないことにイライラ
・ご飯なのに椅子に座らないことにイライラ

こちらがイライラして、怒れば怒るほど、自由人くんは言うことを聞きません。


と、こんなことの後に、ひとりになってしばらく休んだ後に…
「あ、元夫を見てるみたいだからイライラしたんだ」
と気づきます。

きちんとやらないから代替案を示すのに、
使命感を見せて押し通そうとする。
彼のこの行動が元夫のようで癪に障ったのです。

そして
「そうだ、太陽だよ。思い通りにならなくたってよかったんだ…」
と思い出しました。


元夫のことを憎んでいるわけではありませんが、
「息子にはあんなふうになってほしくない」
こんな思いが私の中にあります。

そして息子が元夫を彷彿とさせる行動をするたびに、私のコントロールしたい欲が、ムクムクと頭をもたげてきます。

「コントロールしたい」
この気持ちを持っていると自分も相手も幸せにならない、と知っていても、なかなか完全に手放すのは難しい、と子育ての中で何度も感じます。

特に大人の側に感情的なわだかまりや、トラウマに近いようなものを持っているできごとには、同じことの繰り返しを避けようと、余計にコントロール欲が湧いてくるようです。


期待することそのものは自然なことですし、相手にとっても期待されることがモチベーションになることもありますね。
けれど期待通りに、望み通りに相手が動かない時に、いかに心を乱さずに楽しい気持ちでい続けられるか。

私は全然まだできていませんが、少しずつ近づける自分でありたいと思います。


ところで自由人くんは一日の最後に
「きょうのサッカーはママがみてたから、きんちょうした」
と言っていました。
「あれのどこが緊張じゃー!!」
とツッコミたい気持ちをこらえて、夢の世界へ送り出しました。



あなたの毎日が
今以上に素敵なものとなりますように。

光子でした。

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